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交通事故慰謝料弁護士基準は赤本が基準?
交通事故慰謝料弁護士基準は、公益財団法人日弁連交通事故相談センターが発行する「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」という本(通称「赤本」)に基づいています。赤本は、過去の裁判例を踏まえて交通事故の損害賠償請求において認められる項目、基準等が説明や裁判例とともに記載されています。弁護士が示談交渉や裁判をする場合には、通常、赤本を参考にしますし、多くの裁判官も参考にしています。
赤本は、交通事故慰謝料の算定基準として、弁護士基準が記載されています。弁護士基準は、過去の判例をもとに算定された慰謝料基準で、交通事故被害者が最も適正で妥当な金額の補償を受け取れる基準です。
弁護士基準は、以下のような項目に基づいて算定されます。
- 被害者の年齢、性別、職業
- 被害者の怪我の程度
- 被害者の治療期間
- 被害者の休業損害
- 被害者の逸失利益
- 被害者の精神的苦痛
弁護士基準は、あくまでも基準であり、個々のケースごとに慰謝料額は異なります。しかし、弁護士基準を参考にすることで、交通事故慰謝料の適正な金額を把握することができます。被害者の立場で逸失利益が大きくことなることになりますので、弁護士に依頼し、適正な交通事故慰謝料を計算することが大切です。
交通事故に遭われた方は、弁護士に相談して、弁護士基準に基づいた慰謝料を請求することをお勧めします。